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なみゆいの会

文書の過去の版を表示しています。


ほんの少し武術っぽいこと

2025-01-21 素人が合気上げについて

私はまったくの武術の素人であり、合気上げも見た事があるだけであるということをまずは宣言いたしまして

1メートル四方の段ボール箱に70キロの重りを入れ、これを、さぁ、合気上げで持ち上げてみせるぞ、というのを私は観たことがありませんし、多分、動画サイトにもないかと思います(私が検索した範囲内では)。
多分、無理。重量挙げの人なら持ち上げることが出来るかもしれませんが。

何を言いたいかというと、合気上げは、お互いの共同作業であると考えるということです。

互いに向かい合って正座し、片方が、もう片方の両手を上から掴むようにして抑え込むのを、もう片方がすっと持ち上げる。

2025-01-18 力について

中国武術で言うところの勁力。私の思うところの「力」とは多分これに近いと思う。 私はこれを下から通ってやって来た力と解釈している。それほど解釈に自信があるわけではないけれど。

例えば、まっすぐ立ち、右手を出して相手の肩に触れる。背筋を伸ばし、腕も伸ばしたまま、膝を少し曲げ、くっと、膝を伸ばし、その力で肩をぐっと押す。
相手と接しているのは手のひらだけれど、押す原動力は膝である。

勁力を通す、勁を通すと表現されることが多いけれど、浅学の誹りを怯えずに書くならば、作用点と違う場所で力が発生し、体を通って、その力が作用点まで到達する、というのが勁力を通す、私が重視するところの力であると私は思っている。

もっとも、膝の屈伸の力は変化が鈍いのでいまいちかもだけれど。 つまりは、足の裏、地面である。これは堅い。
固いとはどういうことかというと、高速の反発力という力があるということだ。押されても、動じない、跳ね返す、これも力だ。
地面を殴って大穴を開けた奴を私は見た事がない。この地面の力を自分の手のひらまで伝えたい。 ま、私自身もそう出来たらいいよねと思っているだけ。

加えて、書くならば、背の高さほどの木の杭が地面に打ち立てられていて、歩いていて気づかずにぶつかれば相当痛い。
これは空間における場所取りである。 杭が先にこの空間を取っていた、そこへ、体がその空間を奪おうとしてやってきたと考える。杭が固ければ体に衝撃が向かい、杭が柔らかければ、杭が倒れる。弱い方へ衝撃が向かう。体が足の裏から拳まで一つに繋がっていれば、突き出した拳が地面の硬さとなる。

これを受動的な力と考え、もう一つ、能動的な力がある。開閉の変化の速さが産み出す力である。もっとも、この二つの力は分離して発生するものではない。

元気があれば続く

なみゆいの会.1737437364.txt.gz · 最終更新: 2025/01/21 14:29 by monobe

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