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なみゆいの会

ほんの少し武術っぽいこと

2025-01-21 人は斜めには動きづらいということ

多分、ですけど、人は前後左右には早く動くことが出来ても、斜めに動くのは苦手ではないか、なんて、ちょっと、思ったりもするのですけど、どうなんでしょうね。
と、批判された時の逃げ道を用意しつつ

単純に筋肉の付き方を見ても、前後には動きやすいように思います。では、斜め前に動くとすれば、どう足を動かせばよいか。一つは個関節であらかじめ進行方向を斜め前にしておく。そして、もう片方の足で地面を蹴り出す。
もちろんそれで動き出すことが出来ますが、2段階で動くということと、主に足の力での移動ということで動きが遅くなります。

人間って、目の前にいる相手が横移動するのと、前にやって来るのでは、ずっと前にやって来る方が緊張します。

続く

2025-01-21 素人が合気上げについて

私はまったくの武術の素人であり、合気上げも見た事があるだけであるということをまずは宣言いたしまして

1メートル四方の段ボール箱に70キロの重りを入れ、これを、さぁ、合気上げで持ち上げてみせるぞ、というのを私は観たことがありませんし、多分、動画サイトにもないかと思います(私が検索した範囲内では)。
多分、無理。重量挙げの人なら持ち上げることが出来るかもしれませんが。

何を言いたいかというと、合気上げは、お互いの共同作業であると、私は考えるということです。

互いに向かい合って正座し、片方が、もう片方の両手を上から掴むようにして抑え込むのを、もう片方がすっと持ち上げる。

要点として

  1. 受けの肘が曲がれば浮かない、受けの胸が緩めば浮かない。ですから、受けが肘を曲げる速さよりも早く、捕りの手首と受けの手のひらを繋ぐ必要がります。重量のある速い移動をほんの数センチ動かすことが出来れば、有利に繋ぎ、浮かすことが出来ます。
  2. 受けが体重をかけて、捕りの手首を押さえ込む。手首に全体重がかかっているように見えますが、決してそうではありません。正座している以上は足にも十分に体重がかかっています。
  3. ほんの少しでも浮けば、受けは充分に抑え込むことが出来なくなります。受けの気分としてはぎゅっと押さえ込んでいるでしょうけれど、体が少しでも浮いた状態でいくら腕に力を入れても抑え込むことになりません、そして、力むことで、自身の体が硬直し、余計に浮きやすくなります。
  4. 正座の形で掴むということは、その腕の角度が急角度になればなるほど、重心が後ろへ移動し抑え込む力が受けの気分とは反して弱くなってきます。

捕りは受けの腕や腰が緊張した状態を維持するよう加減すれば、そのまま、受けを操作することが出来ます。
つまりは、人間が受けとして対応してくれないと、合気上げはとてもしづらいということです。

なお、多分、そうじゃないかなぁと全くの素人が思っているだけのことにございます。

補記

捕りの体の使い方について

「極端に短い距離を重量物が素早く動く」が重要となります。つまりは胴体部分が素早く動く必要があります。(もちろん、私には出来ませんからそうなんじゃないかなぁと推測しているだけですが) 続く

2025-01-18 力について

中国武術で言うところの勁力。私の思うところの「力」とは多分これに近いと思う。 私はこれを下から通ってやって来た力と解釈している。それほど解釈に自信があるわけではないけれど。

例えば、まっすぐ立ち、右手を出して相手の肩に触れる。背筋を伸ばし、腕も伸ばしたまま、膝を少し曲げ、くっと、膝を伸ばし、その力で肩をぐっと押す。
相手と接しているのは手のひらだけれど、押す原動力は膝である。

勁力を通す、勁を通すと表現されることが多いけれど、浅学の誹りを怯えずに書くならば、作用点と違う場所で力が発生し、体を通って、その力が作用点まで到達する、というのが勁力を通す、私が重視するところの力であると私は思っている。

もっとも、膝の屈伸の力は変化が鈍いのでいまいちかもだけれど。 つまりは、足の裏、地面である。これは堅い。
固いとはどういうことかというと、高速の反発力という力があるということだ。押されても、動じない、跳ね返す、これも力だ。
地面を殴って大穴を開けた奴を私は見た事がない。この地面の力を自分の手のひらまで伝えたい。 ま、私自身もそう出来たらいいよねと思っているだけ。

加えて、書くならば、背の高さほどの木の杭が地面に打ち立てられていて、歩いていて気づかずにぶつかれば相当痛い。
これは空間における場所取りである。 杭が先にこの空間を取っていた、そこへ、体がその空間を奪おうとしてやってきたと考える。杭が固ければ体に衝撃が向かい、杭が柔らかければ、杭が倒れる。弱い方へ衝撃が向かう。体が足の裏から拳まで一つに繋がっていれば、突き出した拳が地面の硬さとなる。

これを受動的な力と考え、もう一つ、能動的な力がある。開閉の変化の速さが産み出す力である。もっとも、この二つの力は分離して発生するものではないが、分けて考える方が理解しやすい。

元気があれば、続く

なみゆいの会.txt · 最終更新: 2025/01/23 09:40 by monobe

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